
外壁塗装を考え始めたとき、多くの方が迷われるのが「シリコン塗料とフッ素塗料、どちらを選べばいいの?」という点です。業者さんから名前を聞いても、性能の違いや価格の理由がよく分からず、不安に感じてしまいますよね。
「できるだけ長持ちさせたい」「無駄なお金は使いたくない」というお気持ちが大切だと思います。
この記事では、シリコンとフッ素の違いを“性能面”にしぼって、ご説明します。
1|シリコン塗料とフッ素塗料の基本的な性能の違い

まずは、シリコン塗料とフッ素塗料の基本的な性能の違いを押さえておきましょう。
名前だけ聞くと難しそうですが、ポイントはとてもシンプルです。
■ 性能を一目で比較すると…
| 比較項目 | シリコン塗料 | フッ素塗料 |
|---|---|---|
| 耐久性 | 約8~10年 | 約15~20年 |
| 汚れにくさ | 比較的汚れにくい | 非常に汚れにくい |
| 色あせ | 少なめ | ほとんど起こりにくい |
| 価格 | 標準的 | 高め |
| 向いている方 | バランス重視 | 長持ち重視 |
この表を見るだけでも、フッ素塗料は性能が高く、その分価格も高いということが分かりますね。
■ 耐久性の違いが一番のポイントです
性能面でいちばん大きな違いは、どれくらい長く外壁を守ってくれるか(耐久性)です。
シリコン塗料:8~10年ほど
フッ素塗料:15~20年ほど
たとえば、
「塗り替えたとして、もう一度工事をするかどうか」
と考えると、フッ素塗料なら長期塗装工事が不要になる可能性もあります。
一方で、
「あと10年くらい持てば十分」
というお考えであれば、シリコン塗料でもしっかり役目を果たしてくれます。
■ 汚れにくさ・お手入れのしやすさも違います
フッ素塗料は、表面がとてもなめらかなので、
- 雨で汚れが流れ落ちやすい
- コケやカビがつきにくい
といった特徴があります。
外壁をあまり気にせず、きれいな状態を保ちたい方には安心です。
シリコン塗料も十分きれいを保てますが、
フッ素と比べると、年数が経ったときの差が少しずつ出てくると考えてください。
■ 「性能が良い=必ず正解」ではありません
ここで大切なのは、
性能が高いからといって、必ずフッ素を選ぶ必要はないということです。
- ご予算
- お住まいの年数
- 今後の住まい方
これらによって、ちょうど良い塗料は人それぞれ違います。
2|コストで考えるシリコンとフッ素の違い|「安い・高い」だけで決めないでください

外壁塗装を考えるとき、やはり一番気になるのは費用(コスト)ではないでしょうか。
シリコン塗料とフッ素塗料は、性能だけでなく価格にもはっきりとした違いがあります。ただし、「安いから良い」「高いから損」という単純な話ではありません。
ここでは、コストの考え方をご説明しますね。
■ 塗装工事の費用相場を比べてみましょう
一般的な30坪前後の戸建て住宅の場合の目安です。
| 塗料の種類 | 外壁塗装の費用目安 |
|---|---|
| シリコン塗料 | 約80万~110万円 |
| フッ素塗料 | 約95〜130万円 |
このように、フッ素塗料のほうが15~20万円ほど高くなるケースが多いです。
この金額差だけを見ると、「やっぱりシリコンで十分かも…」と思われるかもしれませんね。
■ 実は大切なのは「1年あたりのコスト」です
ここで、ぜひ知っておいていただきたい考え方があります。
それは、「1回の金額」ではなく「どれくらい長く使えるか」で見ることです。
簡単な例で考えてみましょう。
シリコン塗料:100万円 ÷ 12年 = 約8.3万円/年
フッ素塗料:130万円 ÷ 18年 = 約7.2万円/年
このように計算すると、
実はフッ素塗料のほうが、1年あたりの負担は軽くなることもあるのです。
■ 将来の「もう一度塗装」が負担になるかどうか
外壁塗装は、
- 足場を組む
- 工事の音がする
- 洗濯や外出に気を使う
など、体力的・精神的な負担もありますよね。
そのため、
「これが最後の塗装にしたい」
「年齢的に、何度も工事はしたくない」
という方には、フッ素塗料の安心感はとても大きなメリットです。
一方で、
10年後に売却や建て替えを考えている
そこまで長持ちしなくても良い
という場合は、シリコン塗料で十分なケースも多いです。
■ 「今の家に、あと何年住むか」で考えましょう
コスト面で後悔しないためには、
この家に、あと何年住む予定なのか?
将来、大きなリフォームや住み替えの予定はあるのか?
考え、この答えによって
シリコンが合うか、フッ素が合うかが自然と見えてきます。
無理に高い塗料を選ぶ必要はありません。
ご家庭の将来設計に合った選択こそが、いちばんの節約なのです。
3|ご家庭別に考えるおすすめ塗料|シリコンが向く方・フッ素が向く方

ここまでで、シリコン塗料とフッ素塗料の性能やコストの違いをお話ししてきました。
では次に、「結局、うちはどっちを選べばいいの?」という疑問にお答えしていきます。
外壁塗装は、ご家庭の状況によって正解が変わります。
ここでは、よくあるケースごとに分かりやすく整理してみましょう。
■ シリコン塗料が向いているご家庭
まずは、シリコン塗料がおすすめな方です。
- 費用はできるだけ抑えたい
- あと10年前後きれいに保てれば十分
- 将来、建て替えや売却の可能性がある
- 初めての外壁塗装で、標準的な性能を求めている
このような方には、シリコン塗料はとてもバランスの良い選択です。
実際、現在の外壁塗装では
一番多く選ばれているのがシリコン塗料です。
「安すぎず、性能も安心」という点で、失敗しにくい塗料と言えます。
■ フッ素塗料が向いているご家庭
次に、フッ素塗料が向いている方です。
- これが最後の外壁塗装になるかもしれない
- 何度も工事をしたくない
- 多少高くても、長持ちするほうが安心
- 外壁の汚れや色あせをできるだけ防ぎたい
このように、
「将来の安心」を重視される方にはフッ素塗料が向いています。
特に
「もう塗り替えの心配をしたくない」
という理由で選ばれることが増えています。
■ 実際のご相談で多いケース
実際の現場では、こんなご相談がよくあります。
「年金生活になるので、何度も出費はしたくない」
「子どもに家のことで迷惑をかけたくない」
こうしたお気持ちから、
少し高くてもフッ素塗料を選ばれる方も少なくありません。
一方で、
「今回は最低限きれいにできればいい」
「次の塗装は子どもに任せる予定」
という場合は、シリコン塗料で十分満足されています。
■ 大切なのは「比べて納得すること」
どちらの塗料にも、良い点・気をつけたい点があります。
大切なのは、
ご自分の暮らし方に合っているかどうかです。
業者さんにすすめられるまま決めるのではなく、
「うちの場合はどちらが合いますか?」
と、ぜひ聞いてみてくださいね。
4|耐久年数だけで選ぶと後悔します|見落としがちな大切な注意点

ここまで読むと、
「耐久年数が長いフッ素塗料のほうが良さそう」
と感じられた方も多いかもしれませんね。
ですが実は、耐久年数だけで塗料を決めてしまうと、後悔してしまうこともあるのです。
ここでは、業者さんの説明だけでは分かりにくい、
とても大切な注意点を、お話しします。
■ 塗料の性能は「職人さんの施工」で大きく変わります
まず知っておいていただきたいのは、
どんなに良い塗料でも、塗り方が悪ければ長持ちしないということです。
たとえば、
- 下地の洗浄が不十分
- 乾燥時間を守らずに重ね塗り
- 塗る回数を減らす
こうした手抜き工事があると、
フッ素塗料でも10年もたたずに劣化することがあります。
逆に言えば、
シリコン塗料でも、丁寧な施工なら十分に長持ちします。
つまり、
塗料の種類以上に「誰が塗るか」が重要なのです。
■ 外壁の状態によっては高性能塗料が合わないことも
もう一つの注意点は、
お住まいの外壁の状態との相性です。
- ひび割れが多い
- 下地が弱っている
- 以前の塗膜が傷んでいる
このような場合、
いきなり高性能なフッ素塗料を塗っても、
本来の性能を発揮できないことがあります。
まずは、
補修が必要か
下地処理をどこまで行うか
をしっかり確認することが大切です。
■ 「何年持つか」より「何年後に困らないか」
耐久年数の数字は、あくまで目安です。
大切なのは、
何年後に、どんな状態でいたいか
将来、塗装のことで困らないか
という視点です。
たとえば、
10年後に再び工事が必要になると困る
高齢になってから業者選びをしたくない
こうした不安がある方は、
少し高くても安心を選ぶという考え方も、とても良い判断です。
■ 業者さんに必ず聞いてほしい質問
後悔しないために、見積もりの際は
ぜひ次のことを聞いてみてください。
この塗料を選んだ理由は何ですか?
わが家の外壁には本当に合っていますか?
下地処理はどこまで行いますか?
きちんと答えてくれる業者さんであれば、
安心して任せられる可能性が高いですよ。
5|見積書で差が出ます|シリコン・フッ素選びで必ず確認したいポイント

外壁塗装で後悔される方の多くが、
「見積書をよく分からないまま契約してしまった」とおっしゃいます。
特にシリコン塗料とフッ素塗料は、見積書の書き方によって内容の良し悪しが大きく変わるため、注意が必要です。
ここでは、専門知識がなくても確認できる
大切なチェックポイントをお伝えしますね。
■ 「シリコン一式」「フッ素一式」は要注意です
見積書の中に、
「シリコン塗装 一式」「フッ素塗装 一式」
とだけ書かれている場合は、少し気をつけてください。
なぜなら、
- どのメーカーの塗料か
- 何回塗るのか(通常は3回)
- 下塗り材は何を使うのか
こうした重要な内容が分からないからです。
きちんとした見積書には、
- 塗料の商品名
- 塗装回数
- 使用量(㎡数)
がはっきり書かれています。
■ フッ素塗料は特に「下塗り」が重要です
フッ素塗料は性能が高い分、
下塗りとの相性がとても大切です。
ところが中には、
- 下塗りを安い材料で済ませる
- 必要な工程を省く
といったケースもあります。
そうなると、
せっかく高いフッ素塗料を選んでも、長持ちしません。
見積書では、
下塗り・中塗り・上塗りがそれぞれ記載されているか
を必ず確認しましょう。
■ 金額差の理由をきちんと説明してもらいましょう
複数の業者さんから見積もりを取ると、
同じ「フッ素塗料」でも、
金額が大きく違うことがあります。
そんなときは、
- なぜこの金額なのか
- 他社との違いはどこか
を、遠慮せずに聞いてください。
丁寧に説明してくれる業者さんほど、信頼できる傾向があります。
■ 不安なときは「一度持ち帰る」で大丈夫です
その場で決める必要はありません。
「家族と相談します」
「少し考えさせてください」
と言っても、失礼にはなりません。
外壁塗装は大きなお買い物です。
納得してから決めることが、いちばんの失敗防止ですよ。
まとめ|シリコンとフッ素は「ご家庭に合うか」で選びましょう
シリコン塗料とフッ素塗料の違いは、耐久性と価格のバランスにあります。
→ 価格と性能のバランスが良く、10年前後もてば十分な方におすすめフッ素塗料
→ 初期費用は高めですが、15~20年と長持ちし、塗り替え回数を減らしたい方に安心
大切なのは、
「どちらが高性能か」ではなく、「ご自分の暮らしに合っているか」です。
あと何年この家に住むのか
将来、塗装工事を何度もしたくないか
ご予算に無理はないか
これらを考えたうえで選べば、後悔は少なくなります。
また、塗料の種類以上に、業者さんの丁寧な施工が重要です。
分からないことは遠慮せずに聞き、
納得してから決めることが、いちばんの安心につながります。
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